最後に、自分で仕上げるコースター

金属は耐久性に優れた素材。
なので、お手入れの方法さえ押さえておけば、ピカピカにしたり、好みにアレンジしたりしながら、長く長く使うことができます。

ということで、この未完成のコースター。
付属の道具で磨いて、マットに輝くコースターに仕上げてください。

15分ほどで完成

下の動画を参考に、付属の研磨道具で磨いて、スモールトレイの表面を仕上げていきます。

もちろんこのままでもコースターなどとして使うことはできますが、仕上げる前のものには、フチを立ち上げる際についた＜ヘラ絞り＞の跡や小傷、指紋跡がついています。
（ヘラ絞りは高速で回転する機械を使用するため、巻き込み防止のため手袋が使用できません）

ご自身で研磨するうちにそれらが消えて、マットに輝くスモールトレイが出来上がります。

< step0 >
作業を始める前に、新聞紙等を敷いて周囲が汚れないようにしてください。また、 手袋やマスクを着用し、安全に配慮して作業を始めてください。それでは、研磨道具を使用して、スモールトレイの表面を磨いていきます。

< step1 >
付属のサンドペーパー #180 を使用して、表面のヘラ絞り跡や膜をこすって取り除いていきます。 ここでは強めに研磨することがポイントです。

< step2 >
付属のサンドペーパー #240 で全体をならすように磨いていきます。 キズが残っている場合は、再度サンドペーパー #180 を使用し、取り除いてください。 step1とは違う方向に研磨することで、立体感のある表情に仕上げます。

< step3 >
付属のナイロン不織布 #320で磨いて、マットな仕上がりにしていきます。
※ ナイロン不織布については、お手入れの際にも使用することが出来ます

< step4 >
最後に、中性洗剤で洗浄して、塵(ちり)を取り除きます。洗浄後は乾いた布でしっかり水気を拭き取ってください。

ヘアラインの柔らかい表情

今回の仕上げ方法は、同じヘアライン仕上げの中でもランダムヘアラインと呼ばれるもので、あえてつける細い線が、マットで柔らかい風合いをつくり出す方法です。
この方法、今もさまざまな場面で使われているものなので、もしかしたらあなたの身の回りのものに見つけることができるかもしれません。

金属の表面がどうなってるかなんてあんまり気にならなかったけど、一回自分でやってみると目がいってしまう、そんな体験を味わってください。

コースター、鍵置き、アクセサリートレイ、などなど

完成後はコースターだけでなく、コイン置き、アクセサリートレイ等にご使用ください。
ただ、メッキをしていないので食べ物は置かない方が無難です。

たくさん触って、経年変化を楽しもう

スモールトレイは変色防止加工を施していないため、使い込んでいくと表面が酸化し、少しずつ落ち着いた色合いに変化していきます。これを重ねることで深い味わいが出てくるので、時間をかけてあなただけの1枚に育ててください。

でも、やっぱりピカピカにしたい！
そういう場合にどうしたらいいか、もうお分かりですね。もう一度乾いたナイロン不織布でやさしく磨いてください。 数分磨けば元の状態に戻ります。

自分の手で完成させたもの、お手入れを重ねたものは、やっぱり愛着が湧いてきます。
長く長く使って楽しんでもらえたら嬉しいです。

詳しいお手入れの方法は、最上段メニューの〈お手入れ〉をご覧ください。

金属加工職人による〈ヘラ絞り〉

スモールトレイは、板を丸く切り出す作業からフチを立ち上げるヘラ絞り、表面の研磨まで、一枚ずつ手作業で製造しています。機械で抜き出したのとは少し違う、柔らかい表情を目指しています。

＜ご購入に際して＞
● 商品は一つずつ手づくりしています。製作に関わる細かなキズや変色跡などに基づく返品・交換・返却は承りかねます。それらも個性として、楽しんで受け入れていただければ幸いです。

● クラフト紙の袋にブルーのリボンを付けたギフトラッピングも有料（50円）にて承ります。

● こちらの商品は通常、ご入金確認日より2営業日までに発送します。